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『歴史を射つ』出版と公開合評会

 昨日まで済南でのCISHについての記事はあまりうまくかけないところがありました。5年前のアムステルダムでの会に比べると、自分の中にあまり高揚感がなかった。色々忙しく、準備不足も大きかったと思います。その理由。学務と出版、それから招聘セミナーの最終準備。シュテファン・バーガーとエルヴェ・アングルベールを招いての招聘セミナーも終わり、学務からも解放され(その間は体調不良でどうなるかと思いました)、そして出版は15日に完成することになりました。書店などへの配本の時期については自分にはわかりませんが、多分予告より早まってその前後に行われるのではと思います。
 ということで昨日は、すでに企画してあった公開合評会のポスター作成をしました。内容をここに書くと
 日時 10月24日(土)13時半より、 場所 東洋大学白山キャンパス8号館125記念ホール 
 (司会) 道重一郎 (コメンテーター) 成田龍一・小田中直樹 
 (応答) 岡本充弘・鹿島徹・長谷川貴彦・渡辺賢一郎、他執筆者

となります。いつもと同じラウンドテーブルでフリーディスカッション形式にしますので、多くの人の参加を期待しています。

以前の記事と重複しますが、『歴史を射つ』の内容は、
第一部 歴史を問いなおす
ヘイドン・ホワイト
 「歴史的な出来事」
ピーター・バーク
 「歴史記述における関わりと切り離し」
ロバート・ローゼンストーン
 「映画製作者が歴史家として歴史に対して行っていることについての諸考察」
シュテファン・バーガー、ビル・ニーヴン
 「国民の記憶の歴史を書く」
イム・ジヒョン
 「グローバルに連鎖するナショナルヒストリーに現れた東洋と西洋」
エドワード・ワン
 「世界のなかのアジアを理解しなおす―東アジアにおけるグローバルヒストリーの出現」
ペニー・コーフィールド
 「歴史家と大きな歴史像への回帰」
カレ・ピヒライネン
 「構築論と最近の歴史の欲求について―実在の果てしない回帰」
第二部 言説としての歴史、表象としての歴史
鹿島徹
 「日本社会における歴史基礎論の動向 二〇〇四―二〇一四」   
長谷川貴彦
 「言語論的転回と西洋史研究―受容のコンテクスト」
平井雄一郎
 「伝記叙述の「型」と未遂の「他者」―たとえば「渋沢栄一伝」は水戸天狗党に躓く」     
北原敦   
 「映画表現における現実と歴史―ネオレアリズモをめぐって」
渡辺賢一郎
 「少女マンガの表現技法と歴史叙述としてのマンガ」
池尻良平
 「学習者から捉え直した歴史の可能性」          
内田力
 「社会史にみる世界史の歴史研究と言説―国際的な史学史の叙述をめぐって」
長野壮一
 「現代歴史学の出発点― 社会運動史における「主体性」と「全体性」」
岡本充弘
 「転回する歴史のなかで」
となります。出版事情から価格設定が高くなっていますが、執筆者枠で多少の割引購入も可能ですので、ご希望の方は、okamoto.toyo.university@gmail.com に問い合わせていただければと思います。
by pastandhistories | 2015-09-13 11:05 | Trackback | Comments(0)
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