歴史についてこれまで考えてきたことを書いています


by pastandhistories

プロフィールを見る
画像一覧

『思想』特集号

 今日のタイトルはこんな感じです。『思想』の特集号と言えば、2010年8月号として出されたヘイドン・ホワイトの特集号。なかなか古本が市場に出なかったけど、アマゾンで昨日確認したら3800円くらいでした。この経緯についてはここでも何度か記したけど、自分は編集の際のアドヴァイスを求められ、何人かの執筆者と翻訳者を紹介したということです。自分は翻訳担当ということだったのですが、最後になって解題も書いてほしいと言われ、それも書くことになりました。
 今度の3月号に関しても同じで、自分が最初に求められたのは編集のアドヴァイス。最初は「グローバル・ヒストリー」が企画の柱だったようですが、であるなら言うまでもなく著名な執筆者も多く、その人たちが中心であるべきだと提案したら、今回はやや別の角度から特集を組みたいということで、特集のタイトルは、世界史〉をいかに語るか――グローバル時代の歴史像 となり、巻頭が小川幸司、成田龍一、長谷川貴彦さんによる「世界史』をどう語るか」という鼎談、以下、岡本充弘「グローバル・ヒストリーの可能性と問題点――大きな歴史のあり方」、長谷川貴彦「物語論的転回2.0――歴史学におけるスケールの問題」、岸本美緒グローバル・ヒストリー論と『カリフォルニア学派』」という3論文と、キャロル・グラック「転回するグローバル・ターン」、スヴェン・ベッカート「綿と資本主義のグローバルな起源」、ディペシュ・チャクラバルティ「気候と資本」という3論文の翻訳、それから小田原琳さんによるセバスティアン・コンラートの『グローバル・ヒストリーとはなにか?』についての書評論文ということになりました。

 ということなのですが、「思想の言葉」に関して、これもこの特集であるならふさわしい人が他にいると伝えたのですが、今回の執筆者からということで自分が書くことになり、また翻訳の解題についても、訳者の希望もあって編集にタッチした人が書いてほしいということで、これも自分がということになりました。

 この特集号に関しては昨日連絡があって、閲了となったようです。自分としては自分の能力を超えたところがあったと思うところがありますが、自分に依頼があったのは、グローバル・ヒストリーがトレンドであることは確かでも、そのことへの批判的議論が少ないということだと思うので、そのあたりを率直に書きました。このブログを読んでくれていた人には理解してもらえると思います。紹介される海外の研究者も十分に紹介に値すると考えています。


by pastandhistories | 2018-02-09 11:53 | Trackback | Comments(1)
トラックバックURL : https://tsyokmt.exblog.jp/tb/238309433
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 川島祐一 at 2018-02-24 23:39 x
『思想』の3月号ですか。手に取ってみたいと思います。
ホワイトの特集号は手元にあり時々読み返しています。

カテゴリ

全体
未分類

以前の記事

2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 01月

フォロー中のブログ

最新のコメント

『思想』の3月号ですか。..
by 川島祐一 at 23:39
先生は、「「民主主義」擁..
by 伊豆川 at 19:57
先生は、「歴史が科学であ..
by 伊豆川 at 17:18
『開かれた歴史へ 脱構築..
by 伊豆川 at 13:28
3月18日の会に参加させ..
by 伊豆川 at 08:33
セミナーで配布・訳読され..
by 伊豆川 at 14:44
先生の議論には、大筋で同..
by 伊豆川 at 17:10
私も今回のセミナーに参加..
by 伊豆川 at 18:55
先生が制度化された「真実..
by 伊豆川 at 00:29
先日、ヘイドン・ホワイト..
by 伊豆川 at 20:53

メモ帳

最新のトラックバック

「変化する可能性」
from 右近の日々是好日。
プラグマティズム
from 哲学はなぜ間違うのか?

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

表象されているもの、いないもの
at 2018-06-17 11:08
対峙と回収
at 2018-06-10 11:54
1968年と2018年
at 2018-06-02 20:33
ベストテン入り
at 2018-05-25 16:11
オンライン化と注の付け方
at 2018-05-23 14:14

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

歴史
哲学・思想

画像一覧